第二次世界大戦ブックスとは

第二次世界大戦ブックスとは

第二次世界大戦ブックスは1970年代に米国のバランタイン社が刊行した書籍をサンケイ出版が独占版権を得て翻訳したもので、ここでしか見ることのできない豊富な写真やイラストと共に当時の様子が詳細に解説されておりミリタリーマニアならずとも貴重な資料です。
当初は第1巻から第99巻で一区切りとなる予定でしたが、あまりの反響に続編が検討され特別版が3巻、別巻が6巻も発売されました。
後に残念ながら絶版となっただけではなくサンケイ出版が倒産となったことからこの名作の存在が危ぶまれましたが、2000年代に入ってから並木書房がいくつかのタイトルをピックアップして版権を譲り受け、文庫版で刊行されたことからもその人気の高さが伺えます。
第二次世界大戦ブックスは、元々は米国の出版社であるバランタイン社が刊行したものでありながらも、日本をはじめとする世界各国の状況が冷静かつ客観的に描かれており、全般的にフラットな内容であることも高く評価されています。