エンタイヤ(切手付封筒・切手付葉書)とは

エンタイヤ(切手付封筒・切手付葉書)とは

一般には使用済みより未使用の方が価値が高いと考えられがちですが、マニアの間では使用済み、つまり消印された切手が貼られた封筒やはがきの収集の方が面白いといわれています。消印は切手の再使用を防ぐために押されるスタンプですが、このスタンプには様々な情報が含まれているからです。このような切手が貼られて消印が押された封筒やハガキをエンタイヤといいます。
エンタイヤの収集は、限られた地域で使われた珍しい消印が使用されたり、何か大きな社会的事件があった当日のスタンプや平成22年2月22日等のように同じ数字の並び等あると喜ばれます。また、郵便料金の引き上げがあると、80円切手に不足分の2円を組み合わせて貼って消印が押された封筒などは切手が目的通りに使用されたことを証明するものですし、郵便料金の変遷の証明にもなります。
デザインも時代によって変化しているので、その変遷を楽しむ方法もあります。人の手によって押されるほかに、機械印もあります。機械印は平成19年からインクジェット方式も採用されていますが、都市部の大型郵便局でのみ使用されています。