鳥瞰図とは

鳥瞰図とは

鳥瞰図とは地形などの様子を描いた図で、いくつもの手法で描かれる地図の中の一つです。その「鳥」の文字から推測出来るように、鳥の目線になるわけですが「瞰」という文字は高い所から見下ろすという意味があります。なので、鳥瞰図は高い所を飛んでいる鳥から見た地上の風景を図にしたものといった具合になります。その時、真下を見るのではなく、少し先の風景を見る感じになります。例えば、山上などにある展望所には、そこから見える風景を図にしたものが設置されていることがありますが、それも鳥瞰図で描かれていることがあります。時には俯瞰図とも呼ばれます。「俯」という文字は下を向くという意味があり、同じ状態を指しています。さて今ではドローンや飛行機などがあるので鳥瞰図を作ることが出来ますが、そういうものが無かった頃も描かれており、描いた人の才能の高さをうかがい知ることが出来ます。時に鳥瞰図では、山の奥に位置していて本来見ている場所からは見えないはずの所も描くなど、現実にはあり得ない風景になることもあるのですが、人間にとってはその方が親切で分かりやすいということもあり、その手法で書く意味があるのです。