パットン2はアメリカが使用した第二次世界大戦後の第１世代型主力戦車で、製造国はアメリカです。1960年から1970年代において主力戦車として活躍し、イギリスやスペインなどの冷戦下のヨーロッパ諸国にも輸出されています。
M48A3型は1963年9月に制式化された型式でM48A1型の改良型となっており、M48A1のエンジンをディーゼルエンジンに換装し、最新型の射撃統制装置を搭載しました。砲塔には油圧式砲塔制御システムで62発発射可能な48口径の90ミリライフル砲を備え、12.7ミリの重機関銃と7.62ミリの機関銃をそれぞれ1門ずつ配備しています。M48A3型パットン2戦車はベトナム戦争で活躍しました。ベトナム戦争ではアメリカ軍は最大54万人もの兵力を投入したものの、アメリカ史上初の敗北となってしまいますが、アメリカ兵から「パットンに乗っていれば生きて帰れる」と言われたほど絶大な信頼を集めた戦車として知られています。
