文化勲章とは

文化勲章とは

文化勲章とは昭和12年に制定されたものであり、文化の発展に特に顕著な功績があるものに贈られる勲章です。選考には文化功労者専攻分科会の意見を聞き、文部科学大臣が推薦したあと閣議によって決定されるものです。毎年5人ほど選ばれており、過去には勲章を受け取るのを辞退している人も少なからずいます。文化勲章の功労者は最終的には閣議で決められるものですが、勲章を授与するものは天皇になります。
毎年11月3日の文化の日に皇居宮殿松の間で行われ、直接天皇から授与されるものです。また追贈というものもあり、法律では対象者が死去した後に文化勲章を追贈することを禁じてはいません。しかし勲章はその佩用を前提にした栄典なので、授与は生前の日付にさかのぼって行われます。追贈には過去に二例あるほか、結果的にそういう形になった例が1例です。このように文化勲章には様々なことが込められており、受けるも辞退するも自由なものになっています。