KTM　カツミ　エンドウ　ばんえつ物語号　12系客車6両セット　HOゲージ

商品説明・コメント

鉄道車両のばんえつ号はJR東日本が運行している、臨時快速列車に分類される車両です。
区間は磐越西線新津駅と会津若松駅の間で、1999年に運行を開始した当初はSLばんえつ物語号の名称でしたが、現在はSLばんえつ物語に変更されており、これはヘッドマークに準じた変更で、2008年の運行から用いられている名称です。ちなみにばんえつ号というと、列車用に改造されている客室を指す場合もあります。
運行の主な目的は地域観光で、磐越西線周辺の市町村によってSL定期列車運転協議会が設けられています。
SLばんえつ物語の運行期間は4月から11月の土日が中心で、原則1日1往復です。
12月の第1週の土日はクリスマストレイン、10月の最終週の土日はハロウィントレインの名前で運行します。
現在は運行が行われていませんが、かつてはSL郡山会津路号とSL磐梯会津路号が親しまれていました。
SL磐梯会津路号は冬のD51として親しまれてきたのが始まりで、当時を知る人達の間では今も懐かしい思い出として残っています。
現行のばんえつ号はC57の180を筆頭に、12系座席車の専用車両4両と、展望車2両にグリーン車1両の構成です。
このC57は新潟県の新津市の小学校に保存されていた車両が元で、大宮工場の修復を経て運転に充てられています。
小学校での保存期間は約30年ほどですが、この間に年2回の点検と油差し、磨きといったメンテナンスが行われてきました。
その結果保存が良好で、修復を行えば再び運行できる状態になったわけです。
一方、客室は2007年の営業運転再開時に、12系がリニューアルしています。
チョコレートやクリーム色からオリエント急行に近い、紺色に変更されて話題を集めました。
配色以外にも座席の背ズリなどが変更され、車内販売スペースの変更もあって定員数が減少しています。
5号車は元々普通座席が設置されていましたが、2012年からは子供向けのフリースペースが設けられました。
翌年の2013年には定期SL列車初のグリーン車の連結、2014年には7車両全てグリーン車と同じ塗装と、毎年意欲的に変更が加えられています。
近年もばんえつ号は修繕や変更を加えながら運行してきましたが、2020年は感染症拡大防止の為に5月31日まで運休となりました。
5月13日に6月1日以降28日まで運休延長を発表、6月26日には8月1日より運転再開の発表と同時に、感染防止策としてフリースペースの利用人数を制限しています。
観光列車のばんえつ号は感染症とその対策の影響を受けていますが、運行を諦めることなく観光の制限解除と再開を待ち続けます。