満州大鑑

商品説明・コメント

戦中戦前資料・書籍を読むにあたって、知っておくべきこととして満州の存在があります。満州国は1932年に満州東北部に建国された国ですが、それまで大陸では長らく清王朝がありました。しかし、国が乱れ欧米列強がアジアに進出してきて、己の利益を確保するために動きを活発化してきてついにアヘン戦争を経て半ば植民地化し1912年に清が滅びました。その後、中華民国が清の後継であると大陸の支配をしようとしましたが、混乱は収まりませんでした。
そうした中で1931年に大日本帝国陸軍の関東軍が満州事変を起こし戦争状態にした後、1932年に五族協和と王道楽土という大義名分のもとで清の最後の皇帝である愛新覚羅溥儀を執政とした満州国を建国しました。とはいえそれが世界に認められることはなく、日本は国際連盟を脱退したのです。それから満州は帝政に変わった後、満州を国家として承認する国も増えてきたのですが、第二次世界大戦で日本の敗戦が色濃くなった1945年に日ソ中立条約を破棄したソ連が進行しました。そして終戦後の8月18日に滅びました。